瀬戸山産婦人科

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婦人科系疾患の診断・治療

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更年期の方向けの婦人科チェック項目

婦人科診療では年齢に応じた特定の健康上の懸念やニーズを考慮する必要があります。以下に、更年期の方向けの婦人科診療の内容を挙げます。

  1. 【更年期管理】更年期にはホルモンバランスの変化が起こり、さまざまな症状が現れることがあります。更年期の方向けの婦人科診療では、更年期の症状の評価や管理、生活指導、適切なホルモン補充療法、漢方療法の情報提供が重要です。
  2. 【年齢に応じたスクリーニングと予防】子宮頸がんスクリーニングや乳がんスクリーニングなど、年齢に応じたがんのスクリーニングや予防措置が望まれます。また、ワクチン接種などの予防策も考慮しましょう。
  3. 【子宮筋腫や卵巣の問題の管理】子宮筋腫や卵巣の問題は年齢とともに増加する傾向があります。更年期の方向けの婦人科診療では、これらの疾患の評価や管理、過不足のない治療法の提案が行います。
  4. 【不正出血の評価】更年期後の女性では、不正出血は必発です。適切な評価と過不足のない治療が行われることで、これらの問題の管理が可能です。
  5. 【性機能の評価と管理】更年期後の女性では、性機能の変化や性交時の不快感などが起こることがあります。これらの問題に対して適切な評価と管理が行われ、性生活の質を向上させる支援を提供します。
  6. 【骨粗鬆症のスクリーニング】更年期後の女性は骨密度が低下しやすいため、骨粗鬆症のスクリーニングが重要です。適切な検査や骨密度測定を行い、必要に応じて治療や予防措置を提案します。

子宮がん検診

子宮のがんには大別して、子宮頸癌と子宮体がんがあります。子宮頸癌は性交渉でうつるありふれたウイルスが原因ですので、性交渉をするようになったら検診適齢期です。体がんは内膜ガンともいわれ、中年以降に増えてきます。どちらも不正性器出血がはじめの症状です。

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子宮筋腫

筋肉からできている子宮から発生する病気です。良性の腫瘍で基本的に命に別状はありません。30歳以上の女性の3分の一に認められるといわれるほどありふれた病気です。無症状の方が大部分です。症状のあるときは、大きさや子宮のどこにできているかによって多彩な症状を起こします。過多月経、不正性器出血、月経痛、腹痛、不妊症などです。治療は、薬物療法、手術療法があります。外来の超音波検査で診断できます。

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子宮内膜症

生理痛、性交痛、不妊の原因になる病気で、患者さんの訴えも生理痛などが多いです。子宮内膜が子宮以外に発育して、卵巣腫瘍や周囲の組織の癒着を引き起こします。治療は、痛み止め、ホルモン剤、漢方療法、手術などです。類似疾患に腺筋症がありますが、これは子宮筋肉内に内膜が迷入するもので、経産婦や流産経験者に多い病気です。治療は大体同じです。

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卵巣腫瘍

子宮の両側にある、親指大の臓器が卵巣です。卵巣が病的にはれる病気で、良性と悪性(がんなど)があります。卵巣は骨盤の奥にあり、腫れても気づきにくい場所にあります。そのため卵巣がんは見つけにくく、silent killer と呼ばれています。子宮がん検診のおりに、内診、超音波などでチェックすることができます。

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外陰部疾患(外陰部のかゆみ)

膣内の細菌、カンジダ、トリコモナスなどの感染による外陰部への広がりが原因のことがあります。むれやかぶれのこともあります。検査後治療しますが、軟膏治療、膣洗浄、膣剤挿入が基本になります。

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膣のオリモノ

細菌、カンジダ。トリコモナス、その他性病などによる感染の可能性や、膣部びらん、頚管ポリープなどが原因のことがあります。薬剤投与、電気メスで焼く、切除する、などの治療があります。

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更年期障害

単純には日本女性の45歳から55歳を更年期と言います。更年期になると体内の女性ホルモンが少なくなり、更年期症状といわれる自律神経の失調症状が出る方がおられます。その症状がひどいと更年期障害と言います。本人が苦痛を訴えるときは治療します。ホルモン補充療法、漢方療法、不眠対策などがあります。更年期を過ぎても更年期様症状があることがあり、同様に治療します。

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月経異常・相談(生理不順)

周期の異常、血の量、痛みの程度など異常はいろいろあります。周期は通常25から38日が正常範囲で、それより早い間隔を頻発月経、それより遅い頻度を希発月経をいいます。血の量が多いのは過多月経、少ないのは過少月経と言います。月経に伴う病的な症状があれば、月経困難症と言います。おなかが痛い、腰が痛い、腹部膨満感、吐き気、頭痛、イライラ、憂鬱など程度が強くお悩みならそれは病気と認識して治療します。治療にはホルモン療法、漢方療法などがあります。子宮内膜症を合併していることもあります。

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膀胱炎

排尿するときの痛み(排尿痛)、頻回にトイレに行きたくなる(頻尿)、トイレに行った後もまたすぐに行きたくなる(残尿感)などがあると膀胱炎の疑いがあります。細菌がいる場合は抗生物質が第一の選択となりますが、繰り返す膀胱炎などでは漢方治療もおこないます。

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乳がん検診

触診と超音波検査を行います。マンモグラフィーは当院にはありませんので、疑わしい患者さんを二次健診として他の施設に依頼しています。

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漢方治療

漢方治療は奥が深いです。食べ物的な意味合いもあり、予防的に使ったり、体質改善を目指す場合もありますし、西洋医学の薬のように即効的に使う場合もあります。(こむら返りの薬で有名な芍薬甘草湯は口に入れたとたんに効きます。筆者談です)生理痛、更年期症状の緩和、うつ症状の緩和などほぼすべての悩める症状に使える可能性があります。あなたの症状に合う漢方薬も必ずあります。見つけていきましょう。

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